虫追いまつりの一日

今朝、令和4年7月4日は、朝から雨である。
昨日の曇り空の日曜日に「虫追いまつり」を開催してよかったと思う。
下津深江神社本殿に氏子総代が十数名集まり、
宮司さんに祝詞を挙げていただいて玉串を奉納する正味30分の神事だが、
下津深江神社の大事な伝統行事である。
昔、農家が多かった時代に農作物を食べにくる害虫を
村に寄せ付けないためにはじまった神事である。
今では、専業農家は一軒もないが、神様にお願いし、触れ合う大事な神事である。
ただ、氏子総代か、その経験者以外の住民たちは、
そのようなまつりが毎年行われていることさえ知らない。
そこが、また面白い。

↑五足のくつでも、毎年、害虫がはいってこないように「虫追いまつり」でいただいた御幣で結界を作っている

↑虫追いまつりでは、御幣を村や田んぼの四方に配置し、ここから先には害虫が入ってこないようにと、結界を作る。

毎年、朝早くから神社の掃除をし、神事を行った後に行う、
直来(なおらい)という神様に奉納した酒や食べ物を神様とともに頂く
会食の神事の際には、なにか秘密の儀式を行っているような気になってくるのだ。
外は暑く、表通りを歩く人さえまばらな時に、昼間から酔っぱらって
何でもないような地域の出来事を年寄りたちとともに笑い倒す快感はやめられない。
氏子総代の平均年齢も80歳近くで、還暦の私が一番の若手だったが、
今回、54歳の漁師の西本君が入ってくれた。
歓迎会を兼ねての直来にしたかったが、今年は、コロナの感染予防のために中止にした。

残念だったので、気持ちを取り戻そうと、私は散歩をすることにした。
五足のくつのお客様方のチェックインが早かったので、
夕方4時に下津深江川にそって山のほうへ向かって涼しい風のなかを歩いた。
歩いているときに、アサヒビールの営業の人が、
20周年のお祝いにと缶ビールを2本くれたことを思い出し、
五足のくつへ一旦戻り、鬼海ケ浦のウッドデッキに座ってゴクゴク飲み始めた。

「なんという絶景だろう!!」
やがて曇り空の雲の切れ間から時々、太陽が強い光を放つ。
それがだんだんと茜色になるとともに、静かになり日は沈んでいった。
時計を見ると、19時半。まだ歩けるぞ、と言い、
左手に東シナ海と広い空が織りなす妖艶な世界を楽しみながら家路へ着いた。

 

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