五足のくつ16周年事業

五足のくつの16周年事業といえば、少々大げさだが、
先月、客室のリニューアル工事を行った。

部材の交換や、建具、家具の調整、行灯のリニューアルであるが、
今回行った工事でお客様方に好評なのが、網戸の設置である。
特に都会からいらっしゃるお客様でエアコンを嫌い、
自然の風を好まれる方々がこの数年増えたように感じていた。

五足のくつのAB棟をつくるとき、デザイナーの二田口さんが
「客室には絵画は飾らず、客室から見える風景を大事にしたいので、
網戸はつけません」と言っていた。
このことを二田口さんの師匠の長尾さんに話すと、
「弟子の判断ミスは師匠が取り返しましょう」
と笑いながら言って、協力してくれた。
熊本地震の復旧工事で、天草には職人さんたちがいなくて困っていたので
大いに助けてもらった。
この数か月は、長尾さんの顔を見る機会が増えた。

天草出身の漫画家高浜寛さんの個展も先月一月間開催し、
盛況だったが、長尾さんの協力なくして成功はしなかったと思う。

そういえば、長尾さんも高浜さんも熊本県立第二高校美術科の出身である。
この高校は、昔から自由で先輩後輩が仲良く、
どちらかと言えば、大学のような高校だったことを思い出した。

ラジオでは沖縄に台風が上陸した、と言っている。
外に出ると、穏やかな風が吹いている。心地いい。
五足のくつの橋を渡る私は、幸せそのものだった。


客室の建具や家具を調整し、床を塗り直してもらった。
新しいにおいがする

行灯は東南アジアの職人が手で編んでくれたオリジナル。
夜の雰囲気が増したように思う

灯りがともる夜が待ち遠しい
熊本県・天草市・下田温泉の旅館「五足のくつ」は、九州・熊本の雲仙天草国立公園にある、全室源泉かけ流し天然温泉の露天風呂付き離れの宿です。生ウニや伊勢エビやアワビなど、旬の地魚を使った懐石料理や天草産の天草大王・天草黒牛が人気。白秋らの紀行文「五足の靴」が名前の由来。

7月〜8月中旬までは「とろける生ウニまつり」開催! ⇒⇒

 

 

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